画像への文字のせ入りフラッシュフィクション一覧
こーゆうやつ。 文字と比べて、絵や写真の訴求力は強いと思う。 絵や写真が入ってるだけで、長い文章もあっという間に読めたりする。 キャッチーな雰囲気も出る。フレンドリーな感じも出る。(と思う。) と言うわけで、一時期は画像… もっと読む 画像への文字のせ入りフラッシュフィクション一覧
フラッシュフィクションの中でもオススメを並べました!心に残る、3分前後で読める短編小説を選びました。エモいかもしれない記事達です。
※自称※フラッシュフィクション・ライター。(笑)
多分いまのところは、そう名乗ってるの日本で私だけです・・・(た、多分)。良かったら読んでみて下さい!
こーゆうやつ。 文字と比べて、絵や写真の訴求力は強いと思う。 絵や写真が入ってるだけで、長い文章もあっという間に読めたりする。 キャッチーな雰囲気も出る。フレンドリーな感じも出る。(と思う。) と言うわけで、一時期は画像… もっと読む 画像への文字のせ入りフラッシュフィクション一覧
一瞬を駆ける 結局は賭け事だから、自分が賭けた馬が勝つかどうかがまず問題だ。 だけどそれでも、目を見張る馬はいる。大して強くも無い、故障も多い、それなのに目を奪われる馬は居る。 走る姿はまるで海のようだ。流れる毛並み、締… もっと読む 365 SS 9.16
歯に挟まってる気がする。 「……あ、そうだよねー、わかるー」 と相槌を打ちつつ気になる歯茎。 「あ、うん。あーそうそう…」 と相槌を打ちつつ気になる歯茎。 「……」 やっぱ気になる歯茎。 「……聞いてる?」 「あっ!聞い… もっと読む 365 SS 9.15
新しい毎日が始まる。 新しい部屋、新しいカーテン、新しい照明、まだ馴染まない私。 新しい冷蔵庫、新しい電子レンジ、コンロ、シンク。 新しい机、新しいフローリング、新しいラグ 新しい洗濯機、新しいお風呂場。 全部ぜーんぶ新… もっと読む 365 SS 4.10
大きな大きな、平たいてのひら。 大きな大きな、そのからだ、あご。 真下にいる私なんてちっとも見ずに、まっすぐ遠くを眺めてる。 「でっかいねぇ〜」 「ね〜。」 大仏を観に来た。 大仏ってのは、意外と色んなところにある。 奈… もっと読む 365 SS 4.9
そうして丁寧に砂を払い、土を掘りすすめると、一体の大きな像が姿を現した。 布を腰にまとった女性の像。真っ白な彫刻が美しい。 探すように土をかき分けるけど、腕は見つからなかった。 遠くを見つめるような表情。まさに神話のヴィ… もっと読む 365 SS 4.8
「白いと言ったら、」 続きが言えなくて言葉に詰まってゲームに負けた。罰ゲームはデコピン。 順番に4人にデコピンされていく、 あの子もデコピンに加わって、俺のオデコへバチンと当てる。 「いっ、ってぇえええ、」 思いのほかデ… もっと読む 365 SS 4.6
古い、汚い、狭い路地に惹かれて奥へ進んだ。 橙色の提灯(ちょうちん)が並ぶ夜の横町。 小径へ目をやると立ちションしてるおじさん。 へべれけで肩を組むサラリーマンとすれ違う。 とんこつの匂いにむせそうになって、誰かのゲロを… もっと読む 365 SS 4.5
「にこにこ、おかあさん。 にこにこ、わたし。 びっくりがお、おかあさん。 びっくりがお、わたし。 かなしいかお、おかあさん。 かなしいかお、わたし。 すまほみる、おかあさん。 おかあさんみる、わたし。 ちょっとまってね、… もっと読む 365 SS 4.3
そんなにもあなたはレモンを待っていたーーー 道端に転がるひとつのレモンを見て思い出した。 『レモン哀歌』高村光太郎の詩だ。 男性というのは、とかく女性に想いを馳せがち。女のために頑張りがち。女を美化しすぎ。 女遊びの激し… もっと読む 365 SS 4.2
ひんやりした袖口に腕を通す。 パリッとした硬い綿の感触が慣れなくて気持ちが悪い。 嗅ぎ慣れない真新しい匂い。ビニールに入ってたからかほんのりガソリンくさい気がする。 鏡を見ると、見慣れないシャツ姿の自分がいる。 ドキドキ… もっと読む 365 SS 4.1
「いらっしゃいませー。ただ今サンドイッチを期間限定で移動販売しておりまーす」 「おっ、サンドイッチか……腹減ってきたし、ここで買っておくか。他に店もなさそうだし。」 「サンドイッチを販売しておりまーす」 「すいません。え… もっと読む 365 SS 3.13
「ばーちゃん、クッキーは~?」 しめっぽい下の戸棚を開けて見回す、タンスを見上げて手で探る。 「ん~?」 「クッキー!めずらしく無いの~?」 冷蔵庫の中を一応開けてみるけど無し。 「んなとこに入っとらんね」 「えー」 「… もっと読む 365 SS 2.28
拝啓アイ・ラブ・ユー 始めて君に手紙なぞ書いてみる。 今頃君は、誰と、どんな風に過ごしているだろうか。 今となっては、君が隣にいたあの頃がとても懐かしく思う。 あれはつい先日の事のハズなのに、もう随分昔の事のようだ。 さ… もっと読む 365 SS 2.18
噛み締めた感触は、むぎゅりと歯に触る弾力。 ようやくおにぎりを口に含んだ。 砂のような口内に、ほんの少し、お米の甘みを感じた。 世界は今日も朝を迎えてて、いつもと変わらずなんでもない日を過ごす73億人。 シンクの下に眠っ… もっと読む 365 SS 1.17
やかましい店主の口上に煽る客の声、張り上げる楽しそうな会話と押し寄せる人並みにまた流されそうになりながら、足を踏ん張る。 ひやりと冷たい空気が顔を掠めて耳が冷たい。手で掴んで温めると、キィンと音が聞こえるみたいにてのひら… もっと読む 365 SS 12.18
「南極って……いつもこんな、寒いんですか?」 受け取ったカップで指先を温めながら問いかけた。呂律も凍ってしまいそうな極寒。 「……今日は、あったかい方だけど」 チラリと目線を上げるもんだから目が合った。ハッキリ意思を伝え… もっと読む 365 SS 12.14
ぼくのアロエベラ ぱくり、口の中へ吸い込まれていく柔らかい白いものにどきりとして目を逸らした。 そんな事を知らずに2口目。3口目で再びそれを見た。 紅い唇に はむっと食されていく白い物体。 見られているとも知らずに4口目… もっと読む 365 SS 12.10
キーーーン、 髪も服もはためき持って行かれそうになって、慌てて鞄を抱きしめた。 上空を通り過ぎる轟音に釣られるように空を見上げる。 色白の高い空は冬を表している 耳鳴りが少しずつ遠くなっていって、やがて着陸するんだろう。… もっと読む 365 SS 12.7