365 SS 2.28②
エッセイとは、自分の中にある哲学、考え、予想、想像、想い、そんなものを書き綴ったもの。 自分の事を知るには、他人との違いを見つけるのが早い。 違う国、違う土地、違う空気を知れば、自分が普段住んでる国との違いを沢山知る事が… もっと読む 365 SS 2.28②
エッセイとは、自分の中にある哲学、考え、予想、想像、想い、そんなものを書き綴ったもの。 自分の事を知るには、他人との違いを見つけるのが早い。 違う国、違う土地、違う空気を知れば、自分が普段住んでる国との違いを沢山知る事が… もっと読む 365 SS 2.28②
本屋に行けば溢れる雑誌達。 お目当ての棚の前に立ち、ふむふむ、と見出しを一瞥する。 『しぐれ谷のイノシシか!』 本屋に行けば、ありとあらゆる情報が所狭しと並んでいる。 ビジネス、科学、医療、事件だったり物語だったり。 色… もっと読む 365 SS 2.27
包む、ってのは、一番シンプルな想いの伝え方。 ありがとう。 おつかれさま。 がんばってね。 これからもよろしくね。 1文字1文字包んだら、それだけ想いも伝わるだろうか。 な~んて・・・。 「バラバラにしたら意味わかんない… もっと読む 365 SS 2.26
「新聞作りたいんだけどさぁ」 「お~、新聞?」 「そう~。学校の課題で~」 「お~。」 「サイズどうしよっかなぁって」 「あ~。」 「新聞なんだけど」 「お~。」 「あのー、なに、新聞って結構大きいじゃん」 「お~。」 … もっと読む 365 SS 2.25
あるひ仕事に行こうと駅へ行くと、そこには誰も居なかった。 「……ん?」 と言うか、駅そのものがまるで廃墟のようになっていた。と言うか、駅に入ることすら出来なかった。 「え、なに?今日って駅休み……???」 何か公共の休み… もっと読む 365 SS 2.24
移動中、ふと窓に目をやると富士山が写っていた。 富士山。 日本を代表する山。 富士山を見ようなんて目的は無かったけど、見えるとついつい写真に収める。 旅行中も、出張中も、ふとした時に思いがけず見える富士山。 時々、思いも… もっと読む 365 SS 2.23
深夜20時過ぎ。今日は行かなくちゃいけなくて外出した。 二日に一回、気が乗らない日や体調が良くない時は三日に一回、いつものルートを巡回する。 家の周りをくるりと一周、そのあと、道路脇を抜けて道を渡ったら、草っ原へと入り込… もっと読む 365 SS 2.22
明け方4時過ぎ、聞き慣れたバイクの音がささやかに聞こえてくる。 ブーン、キッ、ガタン。 ブーン、キッ、ガタン。 毎朝届けてくれる朝刊だ。 うちでは新聞を取ってないけど、もちろんいまだって新聞を取ってるご家庭はある。 今は… もっと読む 365 SS 2.21
静かな車内。 穏やかな空。 柔らかな日射しが車窓から入る午後。 うらららかな日中。 「ぶえっくしょぃ!」 それから5回、くしゃみは続く。 静寂のひとときが割られる。 しかし誰も怒る人はいない。 そう。みんな花粉症の辛さを… もっと読む 365 SS 2.20
空を見上げると、ずっと自分にくっついてくるお月様。 空を見上げると、ずっと自分を照らす太陽。 少しずつ動く空。月も、星も、太陽も、雲も、どれもゆっくりと時間を駆けて移動していく。 「なんで空は動いてるのかな」 ぽそりと呟… もっと読む 365 SS 2.19
「ねぇ、冥王星って知ってる?」 「……。」 「?知ってる?」 「知らない」 「……え?!知らないの?!」 「いや、まぁ名前くらいは知ってるけど」 「なんだ!!!ビックリした〜」 「月ぐらい有名だったら知ってるけど」 「月… もっと読む 365 SS 2.18②
それは深夜おそく、誰も起きていない時間にだけ 誰も聞いた事が無い、ダイヤモンドダストが鳴らす天使の囁き。 耳を澄まして心の耳で感じれば聞こえる囁き。 キラキラキラッ ぱしぱしぱしっ それは誰も聞いた事が無い、ダイヤモンド… もっと読む 365 SS 2.17
そうめんならまるで流しそうめんのように 玉子焼きなら時間がまるで止まったかのように ポテトサラダならまるで白い豆腐のように 海藻サラダならまるで時空が止まったかのように。 キラキラかがやく、一瞬を固めて なんでも四角に切… もっと読む 365 SS 2.16
頬をくすぐるやわこい風 勢いの強い突風 大事に持ってた書類が舞う。 周りの他人が笑う声。 「春一番だ」と呟く声。 あぁそうか、これが春一番ってやつなのか。 構って貰いたがりの春の風。 可愛く思えて微笑んだ。 2月15日は… もっと読む 365 SS 2.15
「ゲンキ!」 「お、おう!」 隣のクラスの女子に呼び出されて裏庭に来た。もじもじと居心地悪そうにチラとこっちを見る女子。き、キターこれはチョコ……! 「あ、あのね。渡したいモノがあって」 「おぉ、まさかチョコ?!」 あえ… もっと読む 365 SS 2.14
「君には名字を変えてもらうから」 「……んっ?」 「名字。変えてもらうから。」 「ほ、ほう?それは一体どうゆう…?」 「そうゆう意味だ」 「そうゆうとは…」 「これから名字を変えると言うことだ。」 「ほ、ほう…?」 自分… もっと読む 365 SS 2.13
ふわっと香る懐かしい匂い。 お玉からトロッと落ちてく崩れたじゃがいも。 ごはんにかけて、即席カレー。 お母さんが出掛けてる日はこれだった。 あんまり嬉しい事ではなかったけど、大人になった今でもときどき食べたくなる。 「ん… もっと読む 365 SS 2.12
金色の小さな俵を見てゴクリ。 ふわふわで照った艶めき。 内側にはふかふかのご飯。 噛み締めればじゅわわと甘辛い汁が溢れる。 毎日食べようとは思わない。 なんだかんだで、毎日どこかで見かけている気もする。 ときどきしょうも… もっと読む 365 SS 2.11
「ぶったぶった!」 「ん?」 「今日は豚丼〜!!」 「なんで?」 「今日は豚丼の日だから!!」 「肉の日?」 「2月10日!ブたドンの日!」 「えっ、わかりにく」 「いーの!」 「ぶったぶった〜!」 「昨日も肉だったよね… もっと読む 365 SS 2.10
「にっくにっく!」 「ん?」 「今日はお肉〜!!」 「なんで?」 「今日はにくのひだから!!」 「肉の日?」 「2月9日!にくのひ!」 「おー、わかりやすい」 「でっしょ〜!」 「にっくにっく〜!!」 「このくらい解りや… もっと読む 365 SS 2.9
「郵便マーク……っと。」 「ねぇ郵便マークってどうゆう意味?」 「ええ?どうゆうもなにも、これは郵便のマークなのよ」 「何か意味があるの?」 「何かって、だから郵便マークの意味があるわ」 「これって英語のティーじゃない?… もっと読む 365 SS 2.8
「フナの佃煮!!」 「え、おいしいの?」 「おいしいよ」 「小鮒ね」 「コブナ?」 「ちびフナ」 「ち、チビフナ…?」 「甘露煮」 「か、かんろに」 「食べたことある?」 「ない」 「食べる?」 「……ちょっとまだ自信な… もっと読む 365 SS 2.7
世界に発信できる自分の思想。 考えたことを誰かに伝えられる場所、web上にある記録(ログ)。 すべてはバーチャルの中で、データは積層コンデンサの小さなチップの中に詰まっている。 目に見えないデータたち。電解しないと読めな… もっと読む 365 SS 2.6
女がふわりとはにかんだ笑顔で会釈をした。 男がそれを見て唇をいびつに歪ませる。 「お元気ですか」 「はい。どうも」 「最近は寒いですね」 「はい。」 「最近は、どんな風に過ごされているんですか?」 「いや、あの……。」 … もっと読む 365 SS 2.5
日が沈む方角。1日の終わりの場所。 どこに行くかって?そりゃあ、 「西へ!」 なんでかって、やっぱり日の沈む場所だから。 「太陽が入っていく場所なんだから、幸せになれるハズに違いないよ」 理由なんて何もない。ただ、何もな… もっと読む 365 SS 2.4
「その気になれば大豆だけで一日過ごせる気がするな」 「はい?」 「まず朝食は味噌汁、豆腐、納豆、醤油」 「あぁ」 「昼はおから、凍り豆腐、豆乳」 「すでにもう無理がある」 「夜はがんもどき、生揚げ、油揚げ、もやし」 「も… もっと読む 365 SS 2.3
なんとも言えないけど何だか頭が重い。 気づいたら頭痛。 弱り目に祟り目。 やる気も出ないしやるせないし。 (明日、雨かぁ) ぱたり。横になって、 今日はもうおやすみ。 2月2日は頭痛の日!頭痛の日をテーマに書いたフラッシ… もっと読む 365 SS 2.2
ニオイの日 匂いは強力に記憶と結びつくことがある。 ふわりと懐かしい思い出。 珈琲の匂い 独特の家の匂い あの人がつけてた香水 風邪をひいて学校を休んで、家にこもってゲームしてた日中 保健室の匂い 昔食べた駄菓子の香り … もっと読む 365 SS 2.1
「ばーちゃん、クッキーは~?」 しめっぽい下の戸棚を開けて見回す、タンスを見上げて手で探る。 「ん~?」 「クッキー!めずらしく無いの~?」 冷蔵庫の中を一応開けてみるけど無し。 「んなとこに入っとらんね」 「えー」 「… もっと読む 365 SS 2.28
拝啓アイ・ラブ・ユー 始めて君に手紙なぞ書いてみる。 今頃君は、誰と、どんな風に過ごしているだろうか。 今となっては、君が隣にいたあの頃がとても懐かしく思う。 あれはつい先日の事のハズなのに、もう随分昔の事のようだ。 さ… もっと読む 365 SS 2.18