本屋に行けば溢れる雑誌達。
お目当ての棚の前に立ち、ふむふむ、と見出しを一瞥する。
『しぐれ谷のイノシシか!』
本屋に行けば、ありとあらゆる情報が所狭しと並んでいる。
ビジネス、科学、医療、事件だったり物語だったり。
色んな方面へ伸びて行く情報は再現なく。その気になれば専門書だって。
中には、虐待や差別まで。
時々ふと思うこと。男性は女性に賢くなって欲しくないんだろうな、なんて。
あんまり頭の良いことを並べられるとプライドが傷つけられて、100年の愛も醒めてしまうのだろう。
男性のために、女性はバカなふりをする。
稼ぐために、男性は頭の良いふりをする。
・・・なんてね。
「どれどれ」
女性が日常に即した話題が好きなのは、結局のところ、自分がうまく立ち回れているかの確認ーーつまり、うまく『生きて行く』ためなんだろう。
週刊誌のパパラッチのページを開いては、「ほうほう」なんて言いつつ 何てこと無い誰かの日常を覗き込むのだ。
2月27日は女性雑誌の日!女性雑誌の日をテーマに書いたフラッシュ・フィクション。毎日『今日は何の日?』をテーマにショートショート書いています。–