365 SS 12.21
バスケットってどうも苦手で。 授業でバスケットとか言われるとホントにやる気なくす。 好きでもなんでも無いのになんで球技なんてのがあるのか意味不明。 「バスケットはお好きですか?」 「リバウンド王桜木!!!」 「ゴリラダー… もっと読む 365 SS 12.21
バスケットってどうも苦手で。 授業でバスケットとか言われるとホントにやる気なくす。 好きでもなんでも無いのになんで球技なんてのがあるのか意味不明。 「バスケットはお好きですか?」 「リバウンド王桜木!!!」 「ゴリラダー… もっと読む 365 SS 12.21
「12月と言えば師走!」 「師が走るっちゅーてな」 「先生も走るほど急がしいってこっちゃな」 「てことはブリも急いってこっちゃな!」 「なんで?」 「魚の先生はブリやからや!」 「魚の先生?なるほど、ブリは魚へんに師やか… もっと読む 365 SS 12.20
「国連南南協力ってなんなん」 「南南(なんなん)…なんで南が2回なんや…?」 「南北じゃないんか…」 「もともとは南北問題やったらしいで…」 「え、まじ?それがなんで南だけの問題に…?」 「最初は南北って言っておけばイイ… もっと読む 365 SS 12.19②
いつ行っても終わらない工事中の看板、いつまで経っても迂回させられるまわり道。 サクラダファミリアでも作るつもりか?とさえ思ってた駅もとうとう完成して、キレイになり整えられた。 あらゆるお土産や食べ物がひしめき合う。 縦横… もっと読む 365 SS 12.18②
めちゃくちゃなスピードで移動する飛行機、それに乗ってる人々はタイムスリップしている。 普通だったら何日もかかる移動距離が、飛行機にのればひとっ飛び。 もしも江戸時代とかに飛行機で移動する人が現れたら、きっとタイムスリップ… もっと読む 365 SS 12.17
今やどこでも手に入る紙は、昔昔は高級品で まさかそんなに何年後にまで残すことが出来るなんて思っても見なくて 今自分が適当に使ってるノートは、いったいどんなふうに残るんだろう 適当に書いた落書きが、数百年後にはもしかすると… もっと読む 365 SS 12.16
「も〜いーくつねーると〜♬」 「その前にクリスマスな」 「……たしかに。」 「クリスマスも来てないのに年賀状なんてね」 「まぁでもギリギリに書くとウッカリ忘れてて書かない可能性あるしな」 「まぁたしかに。」 「そう思うと… もっと読む 365 SS 12.15
忠臣蔵とは何だ。忠臣蔵とは討ち入りだ。 忠臣蔵とは復讐だ。 忠臣蔵とは切腹だ。 忠臣蔵とはカタルシスだ。 歴史とは何だ。 歴史とは事実か? 歴史とは言い伝えか? 歴史とは物語か? 真実とは何だ。歴史の中に真実はあるか?歴… もっと読む 365 SS 12.14②
双子の日 同じ服を着た同じ髪型の同じ背格好の二人を街で見れば、すぐに双子だと解る。 ……が、最近は双子コーデなんてものが人気で、お揃いファッションの二人組は実際の双子じゃない場合も多い。 ……はて、双子とは?? 昔と比べ… もっと読む 365 SS 12.13
バッターがぐったり疲れている。今ならいける、普段フォークボールにも強いバッター、だけど今ならフォークでいけるはず。 しかしピッチャーが首を縦に振らない。ダメか、フォークを投げる力は無いか。ならばせめてカーブ、しかしこれも… もっと読む 365 SS 12.12
胃が痛い、人の事ばかりを考えている人がいる。 誰かの痛む胃の事だけを考えている人がいる。 少しでも早く、少しでも痛くない、すこしでも良く効く薬を考える。 一体どうしたら良いだろうか。どんな成分が良いだろうか。 そんなこと… もっと読む 365 SS 12.11
「なんで3億も欲しかったのかなぁ」 その事件をちょっと知ったら、犯人が3億欲しい理由が気になった。 3億はどうやって使ったんだろう。 ずっと誰にも言わずに隠してるのはツラくないだろうか。 いま何歳なんだろうか。 どうやっ… もっと読む 365 SS 12.10②
猫が主人公の物語が、この世にはいったいどれだけあるだろうか。 野良猫が現れて、いつのまにか住み着いて、最後は金魚鉢の中へボチャン。 『我が輩は猫である』というタイトルは、今なおどこか新しさを感じる。 沢山の人に愛される文… もっと読む 365 SS 12.9
マメが出来て硬くなった指で、針をゆっくりを押していく。 柔らかい豆腐に刺さっていく感覚。抜けていく力。 今日ばかりは針仕事はお休み。『針供養』の日らしい。 「とか言って、現実逃避は辞めよう、わたし~~~!!!!」 深夜0… もっと読む 365 SS 12.8
どこからともなくクリスマスソングが聞こえる時期になった。街を歩けばクリスマスツリーにもかち会う。 クリスマスの空気はあんまり得意じゃ無い。 特別な予定があるならまだしも、無い時が悲しくなるからだ。 特別な予定が無い年の事… もっと読む 365 SS 12.7②
お姉ちゃんなんて居ない。だけど、居たらこんな感じかな、って思ったりする。 小さい頃からよく遊んだ近所のお姉ちゃん。一人っ子の私には変な存在。 時々なぜか怒られるし、時々なぜか褒められる。 べつに話しかけてないのに『今日は… もっと読む 365 SS 12.6
青色LEDが開発されても、自動食洗機が発売されても、円盤型のお掃除ロボットが普及し始めても、それでも解けない謎がある。 宇宙の果てはまだ誰も見たことがないし、地底の底にもたどり着いてない、地球に生物が誕生した瞬間のことも… もっと読む 365 SS 12.5
人差し指を差し出されたから、人差し指を差し出した。 指先を触れあわせて「E.T」と言ってみる。 子供はきゃっきゃと笑っている。 意味なんて解らなくたって、面白いものは面白いのかもしれない。 映画を見たことがある自分だって… もっと読む 365 SS 12.4
「なんとなく家に帰って」 「なんとなくご飯を食べて」 「なんとなくお風呂に入って」 「なんとなく眠る」 「なんとなく朝、目が覚めて」 「なんとなく朝食を食べ」 「なんとなくお弁当を持ち」 「なんとなく昼食を食べる」 「私… もっと読む 365 SS 12.3
一度スタートすれば、止めることは容易ではない。 だけど一度スタートすれば、信じられないくらいの熱量を稼ぐことが出来る。 12月2日は原子炉の日!原子炉の日をテーマに書いたフラッシュ・フィクション。毎日『今日は何の日?』を… もっと読む 365 SS 12.2
じんじん、右ポケットの中だけにある熱。 ポケットの中で、じんわり汗をかいていく。 移動して、じんじん、左ポケットへ。 ポケットの中のナイロン生地が汗ばむ。 熱さで溶けてしまいそうで、じんじん、隣の人へお裾分け。 『あっつ… もっと読む 365 SS 12.1
キーーーン、 髪も服もはためき持って行かれそうになって、慌てて鞄を抱きしめた。 上空を通り過ぎる轟音に釣られるように空を見上げる。 色白の高い空は冬を表している 耳鳴りが少しずつ遠くなっていって、やがて着陸するんだろう。… もっと読む 365 SS 12.7