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善か悪かは時と場合によって変わる。
先日、『魔法の言葉/ばるんばるん』という記事を書いた。
『青年達よ、バカになれ!』という小見出しの内容について、もう少し掘り下げようと思う。
『赤信号を渡っちゃいけない』と先生に習っただろう。
だけど、先生だって赤信号を渡る時だってあるのだ。たとえ赤信号だとしても、横断歩道へ飛び出さなければ
突然つっこんできた自動車に引かれてしまう時だってあるのだ。
それを『ズルだ!』と言えるだろうか?
コレについて、もう少し掘り下げたい。
世の中には色んな出来事がある。
善か悪か、正しいか間違ってるか。
それは、時と場合によって簡単に変わる。
『ガンダムは正義と正義がぶつかる話』でも書いた事だが、どちらも正義なのに戦争が起きる事もあるのだ。
『最期に笑えた時、幸せだったと言える』という考えも正しい。
『愛されたら幸せだ』という人も居るし、
『愛せることが幸せだ』という人も居る。
一見矛盾してるように見える事も、掘り下げていけば『矛盾』では無かったりもする。
それは『どちらが正しいか』では無く、『目指す方向の違い』なのだ。
『正直』ならば善なのか?『ウソ』をつくのは悪なのか?
解りやすい事として、『正直』というものがある。
自分の気持ちに『正直』になった結果、相手を傷つける事もある。
ウソをつくことによって、誰かを救うこともある。
世の中にはそんな出来事が日常的に、沢山起こっている。
『ズル』を疑え。『正義』を疑え!
ここまでは、良く聞く話で、『あぁ知ってるよ。そうだね。』と納得出来るのでは無いかと思う。
問題は、『日常にも根付いて生かせるか』だ。
日常、例えば『仕事や職場』でも頻繁に起きているのだ。
『ウソをついちゃダメだ』と思って言った『3日で終わります!』がウソになってしまったり、
『1週間かかります』とウソをついた同僚が結果的に褒められていたり。
それは本当に『ズル』なのか?それは本当に『正義』か?
誰にとっての嘘で、誰にとっての正義なのか。
視点を変えると、見えない事実が沢山見えてくる。
『3日で終わります!』に虚栄心は無かったか?
(頑張るんだ!)という懸命さは無かったか?
『(頑張れば)3日で終わります!(多分!)』が3日で終わらなかった時に、どんな出来事が起こるか考えてみよう。
『頑張って3日で終わる(多分)』と『さすがに2週間あれば終わる(確実に)』の2択ならば、後者の方が良いこともあるのだ。
終わるか解らない3日後の予定を立てるよりも、
確実に終わるであろう2週間後の予定を立てるほうがはるかに効率的だったりするのだ。
多角的に物事を見てみよう。
意外なところに『善』があり、思ってもみなかったところに『嘘』が落ちていたりするのだ。
上司は教えてくれない/自分だけの『バランス』を探すしかないのだ。
バランスが大事。だけどそのバランスは、とても難しい。
業界によって『重要な事』は違う。
業界によって『善と悪』が少しずつ違う。
いや、たとえ同じ業界であっても『会社』によって違ったりもするのだ。
ひいては人それぞれの善と悪があり、家族ごとの善と悪がある。
『夕飯は必ず全員で食べましょう』とする家族がある一方で、
『お金は自由に使えるから、食べれる時に食べてね』とする家族がある。
沢山の善や悪、嘘と正直が複雑に絡み合う。
だからこそ『サボる日があっても良いよ』とハッキリ教えてあげられない。
『心が病んでしまうくらいならサボっちゃえよ』と堂々と言ってあげられない事もあるのだ。
『サボるなんて絶対ダメだ!』という人間だっているからだ。
『後輩にそんな事を教えるな!』と怒る人もいるからだ。
『仕事中に家族に電話する』事がオッケーな人がいる一方で、
『仕事中スマホをさわるな!』という人がいるのだ。
色んな人が居る中で、どうバランスを取り、どう生きていくか。
それは ひとそれぞれだから、自分だけのバランスを覚えていくしかない。
上司だって周りのバランスを見ながら『生き方』を見つけて来たから、
『こうすれば良い』と教えるのは難しい。
だからこそ言おう。/心が病んでしまうくらいなら、サボっちゃえ!
だからこそ、ここでくらい言おうと思う。
『サボる日があっても良いんだ。』
『心が病んでしまうくらいなら、サボっちゃえよ!』
出来るならばポジティブな理由で、遊ぶためにサボろう!!
それで会社を少しでも長く、少しでも楽しく続けられるのなら、全然アリだと私は思う。