人に正しく伝わるように解りやすい文章を目指すと、どんどん文字数が増えて行く。
なぜなら論文や証明みたいになっていくから。
Aが良いと伝えるために、
何故それが良いと思うのか?
何故そうしようと思うのか?
どんな時に良いのか?
他の方法との違いは?
その方法が良いという証拠は?
そんなふうにどんどん文字数が増えていく。
しかもこれを、出来るだけ解りやすい様にと整えていくと、もっと大変だ。
そもそもWEB上。
相手がどんな人なのかも解らない。
日本語が通じるのか。
性別は?
年齢は?
宗教は?
価値観は?
無差別に沢山の人へ向けて書く文章は、それはそれは気をつけないと、正しく伝わらない。
出来るだけ正しく伝えたくて、例え話をまぜながら書いていく。
と、文字数はどんどん増えていく。
そしてふと立ち返り見直してみると、
おやおや、蛇足が多かったりする。
例え話を入れない方が、解りやすかったりもする。
文字数が多いという事は良いコトなのだろうか?
もちろん、そんなわけがない。
文字数だけで決められるなら、どうでも良いことを延々と連ねていくさ。
昔、無駄に長い作文を書いて、先生に提出してた時期がある。
感想文を書く授業だったが、ある時友人が、『私なんて○枚かいたよ!』と自慢してきた。
それが、私に火を付けたのだ。笑
最初相手の文章を読んだとき、確かに枚数は多かった。
しかし内容を読むと無駄にダラダラ。どうでも良い内容が突然入って来たり、説明しなくても良いような言葉をわざわざ説明していたり。
『そんなふうに長く書くだけなら私だって出来る!』
結局、相手との勝敗がどうなったのか覚えて無いが、最後には『文章量だけで競うなんてナンセンス。』という事に気がついた、ような気がする。笑(*当時は『ナンセンス』なんて単語は知らなかったので、ただの意訳。)(そんな知識豊富な子供でもなかった。笑)
文字数が多いことは果たして良い事か?
いやいや。
『文章量だけで競うなんて、ナンセンス。』
子供ながらに、意外と本質は解ってたような気がする。
今後も物事の本質を見てやっていきたい、と思った。
おわり!