雨の朝は電車もバスも、全ての交通機関がノロノロ動く。
時間よりも遅れたバスに乗り込むと、ジメジメした室内に濡れた車内。
窓の外は薄明るい雨。
バイクに乗ってる人は全然いない。
狭そうに進む車たち。
(車も、ジメジメしてて息苦しそうだなぁ)
バスに揺られながら眺める外。
(この世から車が無くなったら、世間は回らないな)
ボンヤリとそんな事を思った。
そんな、雨の日。
365日ぶんの、フラッシュ・フィクションたち。
© 2024 365文
テーマの著者 Anders Norén