「ぎゃー!!!ハチ~~~!!!」
ふと見ると、ぶーん、と羽音を優しくならす蜂。
ふと見ると、ぶーん、と羽音を優しくならす蜂。
あんまり早くない飛びっぷりと、優しい羽音と、なんとなく丸いフォルムですぐに解った。ミツバチだ。
「あ~ミツバチだー」
「そりゃそうでしょ!蜂だよ!!」
「蜂だけど、ミツバチだよー」
「いやいやミツバチだから何!?蜂だよ!?刺すじゃん!!」
「まぁ刺すかも知れないけど、ミツバチだから死なないしへーきだよ~」
「は~???!!!」
友人はとにかく驚いている。と言うか若干、軽蔑のまなざしで私を見る。笑
「ほらほら、なんとなく丸い感じで、可愛くない?」
「え~!?!?いや蜂でしょ!?」
「でもミツバチだから~!スズメバチと違って、丸い感じなんだよー」
「え~~~~!!!」
友人はとにかく嫌がっていたけど、私の度重なる『かわいい』発言に、「まぁ、確かに可愛いかもね」と根負けしたようだ。
★月★日は★★★の日!★★★の日をテーマに書いたフラッシュ・フィクション。毎日『今日は何の日?』をテーマにショートショート書いています。–