365 SS 7.2

稲作の、ようやく一息ついた半夏生。 梅雨.

稲作の、ようやく一息ついた半夏生。

梅雨の時期はたくさんの雨が降る。

田んぼにも水が入って、時には濁流になることもある。

そんな梅雨の数日間ばかりは、農家もお休み。

良くない気を取り入れないよう、

うどんを食べて質素に暮らす。

ぴちょん、と屋根のふちから落ちる水滴。

曇り空の中、しとしとと雨が降る外を見ながら食べるうどんが、意外と好きだったりもする。

「いってきま~す」
「はい。いってらっしゃい。」

小皿に乗っている赤い梅干しをひとつつまんで口に頬る。

傘を開いて走り出した外。

甘酸っぱさでいっぱいの口内。おもわず口がすぼまった。

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7月2日はうどんの日!うどんの日をテーマに書いたフラッシュ・フィクション。毎日『今日は何の日?』をテーマにショートショート書いています。--

This article was written by ねこ