365文

365日ぶんの、フラッシュ・フィクションたち。

自分の心も他人の心も、誰も裁けはしない。

人の事ばかり気にして、自分の気持ちに素直にならずに、世間体ばかり考えて、出来る限り誰にも何も言われないように生きる。

それは一見素晴らしい事のようだけど、残念ながらそうとも言えない。

自分の気持ちを ないがしろにして生きていると、いつか自分へそのツケが返ってくる。

自分を大切に出来なかった分、自分に返ってくる。

誰かのミスや考えを否定した経験が多ければ多いほど、
自分のミスや考え方が許せなくなる。

そうして自分の首を絞めて、いつか呼吸が出来なくなって苦しくなる。

そうならない為に、もっとのんびり生きよう。

もっと自分を甘やかそう。

いや、自分を いたわろう。

自分を許そう。

それで誰かに指を刺されたって、気にするな!

自分は自分、他人は他人。

自分の考えは自分の考え。

他人の考えは他人の考え。

どちらも自由で、誰もそれを裁けはしない。

心のことを、誰も裁けはしない。

心の奥底まで全てを見せる事なんて出来ないんだから、誰にも裁く事は出来ないんだ。

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