紀文の伊達巻きが好きだ。
親の影響というのはどれほどなのだろう。
〝3歳までに脳の80%が完成する〟なんて言われたりする。
生まれた瞬間、親の影響が100%だとして、それから3歳までの間にどれほど薄まるのだろう。
気づいた時には、正月は必ず〝紀文の伊達巻き〟だった。
何の疑問も抱かず〝キブンノダテマキ〟という食べ物があると思っていた。
パッケージなんてまともに見たことは無かった。
正月には、布団のないこたつ机でただ食べ物が出てくるのを待つだけ。(笑)
〝紀文〟という会社が作っている〝伊達巻き〟だと言うことは、随分あとになってから知った。
〝伊達巻き買わなきゃ〟という母の買い物に付き合っていた時、そこで初めていろんなメーカーが伊達巻きをつくっていたことを知った。
一度違う伊達巻きを食べたことがある。〝紀文の伊達巻き〟が売り切れで並んでなかったから。
まぁ伊達巻きなんだから、そんなに味は変わらないんだろうと思ってひとくちぱくり。
〝……ちがう!!!〟
あぁ、いつも食べてたのは〝紀文〟の伊達巻きだったんだ、とそのとき驚いた。
考えてみれば当たり前なのだが〝キブンノダテマキ〟が、当たり前に正月に出てくる〝キブンノダテマキ〟すぎて疑問に思わなかったのだ。
カルチャーショックに近いくらいの驚き。嫌な気はしなかったんだけど、〝ああ、そりゃそうか!!〟という納得と〝なんで今まで気づかなかったんだ?w〟という位、盲信していた事に笑えた。
ちなみにここらで一応言っておくがステマでは無い(笑)
いや、紀文の伊達巻き、好きだから売れたら嬉しいんだけど。
ずっと無くならないでほしいなぁと思う。
それは本当。
紀文のホームページ:お正月のいわれ
せっかくなので:紀文のホームページです
紀文が制定した〝福の日〟です。
さてなんでこんなに紀文の話をしているかと言うと、12月29日は紀文が制定した〝福の日〟なんだそうな。
2(フ)と9(ク)で、福(ふく)という語呂合わせなのだそう。
お正月によく食べてた〝紀文の伊達巻き〟。
やっぱりお正月には食べたくなる〝紀文の伊達巻き〟。
母が作ってくれてた訳ではないのだけど、これも〝母の味〟なんだなぁと思う。