夏目漱石が好きだ。
しかし、そう言うわりに、実のところ夏目漱石の作品をちゃんと読んだ事が、ほぼない。
まともに読んだ事があるのは、『坊ちゃん』と『吾輩は猫である』くらいかと思う。
それから、『こころ』の一部は学校の授業で読んだ。
と言うのも私は、夏目漱石の書いた文章は好きなのだが、それよりも夏目漱石その人が好きなのかもしれない。
世界に『夏目漱石のファンです!』と言う人は、おそらく星の数ほどいると思う。
私もそのうちのひとりだとは思うが、『ファン』と言うには無知すぎる。
しかし、どうにも夏目漱石その人がとても気になるのである。
夏目漱石が当時どんな気持ちでその文章を書いていたのか?
色んな人の感想や書評を参考に、自分なりに推測しながら、自分視点で簡単にコメントをつけてみた。
ーーー
吾輩は猫である/猫目線の話
坊っちゃん/慕情を伝えたかった
草枕/西洋ムカツク
二百十日/登頂できなかった阿蘇山への執着/落語風の会話
野分/文明批評や作家論を書きたかった/ラスト間近、三人が『百円』(当時の平均的な月給)を通して見事に繋がる
虞美人草/三人娘の誰を選ぶ?/過去の約束と自身の未来
坑夫/自分探しをしてる若者が来た。/実在の人物の経験を素材としたルポルタージュ。
三四郎/青春は「迷える羊」ほど美しい。/人物の動きと会話だけでいかに伝えるか。わかりにくそうでわかりやすい。わかりやすいけどわかりにくい。
ーーー
上記は私なりの視点で書いたメモ書きのような物なので、いろんな意見があると思う。
ひとまず、今日はこんなところで。