今日、とても良い一冊の本に出合った。タイトルに惹かれてなんとなく手に取ったが。読み始めてすぐ『ふむふむ』と読んでいて、タイトルを見返した。
そんな本が2冊!あったので紹介する。
①ヘンな論文
②フリーライターとして稼いでいく方法、教えます。
①ヘンな論文 サンキュータツオ
めっちゃ面白い。流し見の予定で開いたら気になったのが『傾斜面に着座ってなんだよ』って見出し。
よくよく読むと、『公園の斜面に座るカップルの観察』についてらしい。
公演の土手で憩う男女のカップルを少々遠目から観察し、カップルがいったい何時間いるのか、カップルの距離感はどれくらいか、周囲との距離感はどれくらいか、男女のイチャつき具合(おっと言葉が悪かった、密着度、と表記されている)についてなどを調査するという論文。
そもそもこの本、著者の【サンキュータツオ】さんが論文を紹介していく本。お笑い芸人としての仕事もしているらしく、その文章は軽快でときどきツッコミが入る。
文章中、『人はそれを『のぞき』というんじゃないか?大丈夫か、おい!?』なんてツッコミがあった。
公園のカップル調査も気になるながら、他にも面白そうな見出しが。
『浮気男の頭の中』という見出しで、『バレてない不倫』研究と書いてある。
そんな内容がつらつら続き面白い。
参考になるというか、興味をそそられる。好奇心とネタ集めや、無駄知識を仕入れたいときにすごく良いと思った。(笑)
さてアッサリとだけど、こちらの紹介はおわり。
②フリーライターとして稼いでいく方法、教えます。
なにより面白かったのがこっち!
著者の【肥沼和之】さんの性格や人となりが文章に滲んでいて、人間臭さが残っている。
文章中で肥沼和之さんが『泥臭い方法』と書いているので、人間臭さは沢山経験した『泥臭さ』から積みあがったのだろう。
私は本を読むとき、気になった単語やその時思いついたアイディアを雑多にメモしているのだが、3ページにもなった。
しかもそのメモのうち、半分以上がアイディアだった。
読むだけで色々なことを考えさせられて、自分の今後の人生やライターとしてヒントになりそうな事がたくさん散りばめられている。
自分に響いたことばとして、『何でもできるは何も出来ないと同義語』という一文があった。
ちょうど同じタイトルで先日ブログを更新したので、『みんな思う事なのか』と『このひとも私と同じように人生に悩んでいたんだな』と思わせた。
いや、じっさい『人生に悩み』という文字もあった。
2時間~3時間くらいで読了しただろうか。まったく飽きることなく、もくもくと読んだ。もくもくというか、勉強しながら読んだ気分だ。
教科書片手にノートをとってる気分だった。メモは、ヒントになりそうな単語や文章の書き写しもあれば、自分のアイディアや似た体験なども。
なかでも、いちばん私に響いた一文を紹介する。
『野生動物のように生きるのがフリーライター』。自ら獲物を探し、狩りをしないと飢え死にしてしまう。と。
たしかにその通りなのかもしれない。
もっと必死に狩りに出かけて、やってやろうじゃないかと思う本だった。
フリーライターを目指す中で迷っている人や、自分を奮い立たせたい人にオススメしたい。
今日紹介したのは、この2冊!
①ヘンな論文
②フリーライターとして稼いでいく方法、教えます。
①ヘンな論文
②フリーライターとして稼いでいく方法、教えます。