『洋服』を意識する事って極端に減った。
極端に減った、と言ってはみたが、私は今まで生きてて『洋服を着ている』なんて考えたこともない。
『和服』を見て『着物だぁ』と思うことはあれど、洋服を着てる人を見て『洋服だぁ』なんてまず思わないからだ。
和服を着る事自体があまりないのは、必要なアイテムが多かったり、何より脱ぎ着に技術が必要だったりするから。
・・・とは言え、そんな細やかな配慮が必要だったり、道具ひとつひとつにも意味があったりと繊細だからこそ、『日本の技術』は細かいのかもしれない。
和服が着られなくなって行くのと同時に、洋服へのリスペクトも必要かもしれない。
洋服にも『日本人ならではの何か』を組み込む事が出来たのならば、更に新しい『日本らしさ』が出来るのかもしれない。
11月12日は洋服記念日!洋服記念日をテーマに書いたフラッシュ・フィクション。毎日『今日は何の日?』をテーマにショートショート書いています。–