365文

365日ぶんの、フラッシュ・フィクションたち。

365 SS 8.15

半透明の紅い身に、

つぅと垂らす醤油が香ばしい。

緑のわさびをツンとさせて、冷たさが喉の奥を通り抜ける。

刺身と言えば、やっぱり赤いマグロ。

炊きたてのごはんを頬張って、ホクホクの中へツルリとマグロを飲み込んだ。

End.

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テーマの著者 Anders Norén