ふわりと香れば、どうしようもなく『女性』を思わせる。
上品で高貴で、わざとらしくなく、けれど少し、人を寄せ付けないような、だけども、人を魅了する香り。
いや、女性だけではない。魅力的でセクシーな、男性にピッタリな香り。
見た目は華やか。たった一輪でも、その赤い色は人目を奪う。
けれど、気軽に触れようとすれば、たやすくこちらが傷つく。
そんな華。
6月2日はバラの日!薔薇の日をテーマに書いたフラッシュ・フィクション。毎日『今日は何の日?』をテーマにショートショート書いています。–