2019年、平成最後の新春に『史上最年少で囲碁プロ棋士になる小学生』が登場した。
「すごいなぁ~」
思わず声が漏れる。
「10歳でプロかぁ~」
新たな希望に胸躍らせると、「私は30も過ぎてプロでも何でも無いなぁ」なんてついネガティブになってしまう。
「……って、こんな幼い子に張り合うなんて情けねぇ~」
自分がプロでも何でも無いのは、そのための努力を怠って来たからなのだろうか?
「まあまあまあ、自分は自分の努力するしか無いってことよ……。」
その子だって、何もせずに気付いたらプロになってた訳でもないのだ。
1月5日は囲碁の日!囲碁の日をテーマに書いたフラッシュ・フィクション。毎日『今日は何の日?』をテーマにショートショート書いています。–