世界中にいる人の英知をひとところに集めたら、きっとかなり大きなサイズになるだろう。
もし本(書籍)だとすると、いったいどれほどの空間があれば、すべてが収まり切るのか、予想もつかない。
時は現代。パソコンが普及して、インターネットという、誰もがアクセス出来る場所がある。
一見目に見えないようでいて、それでも『サーバー』、あるいは『ハードディスク』という箱の中に、データが書き込まれている。
人類の知恵の実。
いや、現代の知恵の実。
もし、現代の知恵の実がある日忽然と姿を消したら、どうなるのだろう。
インターネット、いや、電力そのものが失われたとき、人類は『自然』に対抗して、生き残る事は可能だろうか。
1月15日はウィキペディアの日!ウィキペディアの日をテーマに書いたフラッシュ・フィクション。毎日『今日は何の日?』をテーマにショートショート書いています。–