365文

365日ぶんの、フラッシュ・フィクションたち。

生き方に悩んでいる、真剣に向き合っている

自分の生き方に疑問を持ったことはあるだろうか。

幼稚園生の頃の夢

小学生の頃の夢

中学生の頃の夢

高校生の頃の夢

大学生の頃の夢

社会人になってからの夢

いろいろあると思う

いつから『夢』は夢で無くなり、『目標』にすり替わっただろうか

いつから『現実的に食える生き方』へと夢をシフトさせただろうか

私は随分早いうちからシフトさせた。

小学生くらいの頃にはシフトさせてたと思う。

私の小学生の頃の夢は、『漫画家』だった。

しかし母に『漫画家はやめろ』と言われ、あえなく『デザイナー』へと変換した。

デザイナーも、『ファッションデザイナー』と『インテリアデザイナー』を行き来した。

結局のところ、地元にはデザイナーとして働ける場が無く、しかし家を出ることは止められたので服屋の販売員となる。

こうなると、もはや私の夢の原型は無かった

夢は、いつしか『現実的に生きられそうな目標』にすげ変わっていた。

どんな事をやりたいか?
どんな仕事に就きたいか?

気づけば私の中にそういった選択肢は無くなっていて、『いかに現実的に生きるか』を目指して生きていた。

しかし、自分の中での夢はいつまでも燻り続ける

諦めきれない夢がそうさせたのだろう、いつしか私は、自分の夢を見る事を辞め、アイドルにハマりこむ

アイドルが一生懸命 夢に打ち込んでいる姿を見て、さも自分が頑張ってるような錯覚をして、現実逃避をしていたのだ。

自分自身の未来に希望を持てずに、アイドルの未来に自分の人生を投じていたのだ

さあ、気がついた時には断崖絶壁

自分の人生に納得しておらず、生活にも満足出来ず、居心地の悪さばかりに気持ちが行って、果たして自分の夢さえも解らなくなってしまった。

自分の生き方に疑問を持ったことはあるだろうか。

私は随分早い頃から『どうせ無理じゃん!!!』と心の中で諦めていた。

それはまだ自分の人生を判断できない年頃に『辞めときなさい』と諭された事が起因とする

生き方に悩んでるのは、自分の人生と真剣に向き合っていると言う事だと思う

迷って悩んで苦しんで、時には人生を諦めたくなって、それでもどうにか生きている

私は自分の人生を、より良く楽しく幸せに生きてみたい

そうなる未来を夢見て私は今、迷って悩んで苦しんで、時には人生を諦めたくなって、それでもどうにか生きている

おわり。

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