近所にある土曜日の夕暮れのカフェは、若い人ばかりになる。
普段はお年を召した方も多いカフェ。
一人席が多い、というのもあるだろう。
みんなそれぞれ、勉強したり仕事をしたり。
人はそこそこ入ってるはずなのに、なぜか静か。
人はいるのに静かなんて、何だか不思議だ。
冬のもう暗い夕暮れ時。
若い人ばかりになる近所のカフェは、このときばかりはいつもと違った空気になる。
共有する『おひとりさま』の雰囲気。
私はけっこう、好きだったりする。
365日ぶんの、フラッシュ・フィクションたち。
© 2024 365文
テーマの著者 Anders Norén