自分の良くない感情について、今まで見て見ぬ振りをして生きてきた。
気を逸らして、気を紛らわせて、ぜんぜん気にしてませんよ、と目を逸らして来た。
だけどそれじゃあ自分の気持ちを無視してるってことなんだな、と気が付いて、改めることにした。
しかし、自分の感情をまっすぐに向き合おうとするとやっぱりつらい。
人間だから、自己肯定感が低いから、ついつい相手の良いところばかりに目が行く。
ついつい自分の悪い部分にばかり目が向く。
それでも自分の感情を無かったことにするより、きっとずっと良い。
自分のマイナスな感情の受け入れるには、まだ時間が掛かりそう。
だけど、最近は少しずつ解ってきた気がする。
マイナスな感情は悪い事ばかりではない。
劣等感や嫉妬してしまうのもちゃんとした自分の感情。
無かったことにしないで、受け止める。
マイナスな感情が起こったときに、相手へぶつけるのもひとつの手段。
だけど、それはやっぱり違うなぁ、と最近は思う。
自分の感情を受け止めて、それでいて相手へぶつけない方法。
それは、『反応しない』ということ。
嫉妬や劣等感を覚えてしまうのは自分の問題だ。
それを相手にぶつけるのは、やはり違うのだと思う。
もちろん、自分の感情や考えを伝えることは大事だと思う。
だけど、『ぶつける』のでは無く『伝える』。
『ぶつける』と当然、相手へ向ける事になる。
そうではなく、伝える。
自分の考えや感情を相手に伝える。けれども、決してぶつける訳ではなく。
このへんの塩梅がとても難しい。
どうしても、『自分の考えを伝える』=『相手を否定する』に繋がりやすくなると思う。
例えば自分の考えを伝えたとして、相手が倍以上の感情を持って反応してきたらどうだろう。
思わず喧嘩になってしまうかもしれない。
となると、相手の意見を黙って聞いていれば良いのか?いや、やっぱりそれも違うと思う。
例えば相手がものすごい感情をぶつけて来たとして、それは私のせいでは無いのだと思う。
それは『感情をぶつけたい』相手自身の問題だ。
では、対してどうすれば良いのか?
相手の意見は聞いて、そうなんだね、と受け止める。
自分の考えと違ったとして、あなたはそうなんだね、と受け止める。
そうなんだね、と言葉に出してしまうと、ときどき相手は勘違いする場合がある。
『そうなんだね、って言ったから、同じ考え方なんだ』と。
一番わかりやすいのは『ふーん』かもしれない。笑
相手の考え、感情はあいわかりやした、と。
だけど私はそう考えてはいないよ、と。
でもあなたの考えも解ったよ、と。
人間関係って難しい。
私は今まで、この歳になるまで『ぶつかること』を避けて来たからこそ、上手なやりかたを知らないのかもしれない。
人間関係って難しい。
でもちょっとだけ、また大人になれた気がする。
終わり。