「フハハハハ！！！お前をハムにしてやろうか！！！」
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「今日もカッコよかったね～」
「ほんと～マジカッコイイ～～」
「ハムにしてやろうか、って決め台詞がシビれるんだよね～～」
「わかる～～～！！！」
ライブ終わり、ちょうど通りかかったファンの会話が聞こえてきた。
俺たちは皆、無言で顔を逸らす。
・・・貧乏でどうしようもないとき、くすねてきたお中元のボンレスハムを、みんなで分け合っていたときに、その決め台詞が思い浮かんだなんて、まさか言えない。
メイクを落とせば顔もわからないほどの俺達が、まさかあのバンドのメンバーだよなんて、まさか言えない。
8月6日はハムの日！ハムの日をテーマに書いたフラッシュ・フィクション。毎日『今日は何の日？』をテーマにショートショート書いています。–
