365日ぶんの、フラッシュ・フィクションたち。
2018年8月17日
目を開けると見慣れぬ原っぱ。
斜め向こうに人間がいて『やばい!』と駆け抜けた。
『あ!ネコ!』
し、しまった、見つかった!
慌てて走って逃げるつもりが行き止まりでジリリと後ずさる。
せめて、せめて命だけは…!
『かーわいーい!』
…あ、あれっ?!
ごろな~~ん
--時は平成の終わり。
黒猫が忌み嫌われていたのは、もう過去の話。
End.
カテゴリー その他, フラッシュ・フィクション, 創作
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