365 SS 7.3

「正直なんでもいいし誰でもいいや」 「そ.

「正直なんでもいいし誰でもいいや」
「そんな事いってないで、投票いこうって」
「だってたかが私の一票でどうにかなるモノでもナイし」
「じゃあどうなってもいいの?」
「だって私だけが頑張ってもね・・・」
「そうゆう人が集まると、ますます思い通りにならないよ」
「え~」
「ひとりひとりの票が作ってるものなんだから」
「それ、重い」
「はい?」
「だから、たかがわたしのたった一票が運命を決めるとしたら、ますます気が重い」
「はあ~?」
「だってわたしの一票で世界が動いちゃうんでしょ?そんなコト言われたら、責任なんて取れないんだから投票したくない」
「ええ」
「みんなの意見に合わせたい。自分じゃ決められないから」
「へえ。そんな意見もあるのか・・・。」
「政治とか投票とか言うけど、結局のところ表面しか見てないように思えるんだよね」
「うん?」
「投票しろって押しつけるわりに、本当に投票してほしいのか解んない。そんなに投票が大事なら、投票の時期の度に授業で時間を取ればいいのに。結局、投票してほしくないんでしょ?」
「だから、それで投票しなかったら、ますます相手の思い通りだよ」
「それは解るけど。じゃあ言いたいんだけど、もっと私が本当に投票に行かなきゃって思えるように納得させてよ。キミだって押しつけるように言ったり呆れたりするだけで、結局私のことは切り捨てるじゃない。寄り添ってくれない人についていきたいとは思えない」
「・・・。」

ああもう、じゃあお前なんてもうどうにでもなれよ!知るかよ!!!

って言いたい気持ちが喉に差し迫る。

だけどソレを言ってしまったら結局〝寄り添ってくれない人〟になるわけで。

ただただ呆れるしか無いワケで。

呆れたところで、発言してなくても、結局〝寄り添ってくれない人〟になる・・・。

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7月27日は政治を考える日!政治を考える日をテーマに書いたフラッシュ・フィクション。毎日『今日は何の日?』をテーマにショートショート書いています。--

This article was written by ねこ