「もしさぁ、明日地球が終わったらどうする~?」
「絶対ないよねー」
「そんな夢がないなぁ!」
「地球が終わるって話なんだからそもそも夢ないよねー」
「いや、例えだし!」
「え~。じゃあ、隕石が落ちてきたらいいかな~」
「えっ、怖い!!なんで?!」
「もし隕石が落ちてきたらきっと一瞬でしょ~。痛くないし、みんな一緒ならさみしくもないし~」
「え、怖い怖い!!みんな一緒になるぐらいの隕石って、それもう地球が滅亡じゃん!!」
「だってそういうはなしでしょ~?」
「ま、まぁそうだけど・・・。隕石ってもっとちっちゃいイメージだけどな・・・」
「めんどくさいな~。じゃあ小惑星~」
「え、もっと怖ぁ!!」
「大丈夫だってぇ~。みんな一緒ならこわくな~い!」
「えぇ・・・。」俺の彼女は冷たい。でも、もしかすると、かなり淋しがり屋なのかな、と思った。
「絶対ないよねー」
「そんな夢がないなぁ!」
「地球が終わるって話なんだからそもそも夢ないよねー」
「いや、例えだし!」
「え~。じゃあ、隕石が落ちてきたらいいかな~」
「えっ、怖い!!なんで?!」
「もし隕石が落ちてきたらきっと一瞬でしょ~。痛くないし、みんな一緒ならさみしくもないし~」
「え、怖い怖い!!みんな一緒になるぐらいの隕石って、それもう地球が滅亡じゃん!!」
「だってそういうはなしでしょ~?」
「ま、まぁそうだけど・・・。隕石ってもっとちっちゃいイメージだけどな・・・」
「めんどくさいな~。じゃあ小惑星~」
「え、もっと怖ぁ!!」
「大丈夫だってぇ~。みんな一緒ならこわくな~い!」
「えぇ・・・。」俺の彼女は冷たい。でも、もしかすると、かなり淋しがり屋なのかな、と思った。
「もし明日滅亡しても、・・・俺がいるから怖くないよ?」
「キモッ!!!!」
「うわ、シンプルに傷つく!!!」
俺の彼女は、やっぱ冷たい。
6月30日は国際小惑星デー!国際小惑星デーをテーマに書いたフラッシュ・フィクション。毎日『今日は何の日?』をテーマにショートショート書いています。–