結局、紙のスケジュール帳ってのは、なんだかんだで無くならない。
去年の手帳。一昨年の手帳。中学生の頃の手帳・・・。
毎年使ってた手帳。なんとなく、いつも捨てずに取っておいてる。
別に何て言うことは無いし、ちゃんと使ってない時もある。
全然使ってない月もあれば、めっちゃ書き込んでる月もある。
そんで途中で飽きて、また書かなくなったりとか。
なんていうことは無いんだけど、そういったことも含めて『あぁ、自分だなぁ』って思う。
書かなくなった月は忙しかったからかなーとか、面倒になって辞めたんだなーとか考えてみたり、
友人の名前を見つけて懐かしくなったり。
落書きを見て、そのころハマってたキャラクターを知ったり。
いつぞやの推しの誕生日には、盛大にお祝いしたいマークが描かれていたり。
ネットみたいにワンクリック、じゃなくて。ペラペラめくれば、ダイレクトに過去の記憶を行き来できる。
紙は、自分のクセ字も残されて。
その時の雰囲気、空気感、体調・・・そんなものまで、伝わってくる気がする。
12月1日は手帳の日!手帳の日をテーマに書いたフラッシュ・フィクション。毎日『今日は何の日?』をテーマにショートショート書いています。–