「あなーのあいたーレンコンさん♪って、レンコンだけ特別視されてるよね~」
「たしかに~!」
「にんじんさん、さんしょうさん、しいたけさん、ごぼうさん、まではただ名前だけなのにー」
「たしかに~」
「不平等!!」
「そうだよね~」
「レンコンのことちゃんと紹介するなら、にんじんだってオレンジ色だし、さんしょうさんだって小さいし、しいたけさんだって傘があって変わってる形なのに不平等だよ!」
「ズルいよね~~!」
「ズルい!」
「なんでも平等じゃないとほんとイヤ~!」
「たしかに~!」
「にんじんさん、さんしょうさん、しいたけさん、ごぼうさん、まではただ名前だけなのにー」
「たしかに~」
「不平等!!」
「そうだよね~」
「レンコンのことちゃんと紹介するなら、にんじんだってオレンジ色だし、さんしょうさんだって小さいし、しいたけさんだって傘があって変わってる形なのに不平等だよ!」
「ズルいよね~~!」
「ズルい!」
「なんでも平等じゃないとほんとイヤ~!」
電車に乗ってて、そんな女子高校生の会話を聞いた。
私は『レンコンほど特徴的だったら仕方無いよな』と思うけど、最近の子達は、もしかすると平等というモノにとても厳しいのかもしれない。
世間に出れば理不尽だらけなのだから、きっと世間に出たらツライだろうなぁ、なんて思ってしまった。
11月17日は蓮根の日!蓮根の日をテーマに書いたフラッシュ・フィクション。毎日『今日は何の日?』をテーマにショートショート書いています。–