365 SS 11.16

「女のが酒が弱いって言うけど、そもそも女の方が平均身長低いんだから当然だよね」
「あー、そう？」
「そうだよ！背が低い男性も、そんなにお酒強くないんじゃない？」
「うーん、どうかな？」
「そもそもお酒って日常的に飲んでると強くなってくよね？」
「あぁ、それはそうかも」
「男のほうが年中お酒飲んでると思わない？」
「あぁ～、まぁ、そうゆう人は多いかな？」
「でっしょぉ～！！！」

グビッとビールを飲みきって、「ビールくださぁい！」と店員さんへ追加注文。

「酒は飲めども、飲まれるな！」
「まぁ、そうね。」
「酒に飲まれてたまるか！！ねぇ、飯田君？！」
「えっ？！僕ですか？いや、僕はお酒のまないので」
「かーーーっ！ニュータイプかぁ！！イイねぇ！！！」

何が『イイねぇ』なのかは誰にも伝わらなかったが、彼女は店員さんが持ってきたばかりのビールをグビッとあおった。

「うまい！！！」

女性は男性よりもお酒に弱いとされている。その理由は、アルコールの分解が男性よりも遅いためである。1時間に分解できるスピードは男性の3/4で、約1.3倍の時間がかかる。また、体脂肪の関係で体内のアルコールが男性より濃くなりやすい。

これらの理由から、女性は男性よりも濃いアルコールが長く身体に留まる。このため、ただ酔いやすいだけでなく、お酒の飲み過ぎで体を壊しやすい。

女性の適量飲酒量は1日20gとされている。ビール・チューハイなら500mlまで（ロング缶1本）、ワインなら180mlまで（グラス1.5杯）、日本酒なら180mlまで（1合）。それ以上は、生活習慣病のリスクを高めると言われている。適量を守ってお酒を楽しむことが大切である。

引用：雑学ネタ帳『いいビール飲みの日（11月16日 記念日）』