キラン、と光った流星群を見た。
今日は星が見える流星群の日、らしい。
暗い夜空はいくらでも見てる。
でも、やっぱり流星群ともなれば珍しい。
キラッと通り過ぎる光りに、一体どんなご利益があるんだろう。
もちろんそんなのただの偶然。
だけど、こんなふうに見れる流れ星は滅多にない。
今日見た流星群の記憶はずっと無くしたくないと思った。
ずっと、出来るなら死ぬまで、ずっとずっと覚えて居たい。
僕が見た光りの中の、いちばん明るい一等星。
この想いが一生続くなんて思っちゃいないけど、それでも願った。
できたら、死ぬまでずっと覚えていたいと思った。
僕にとって君は、ずっと一生明るい一等星だから。
10月21日はあかりの日!あかりの日をテーマに書いたフラッシュ・フィクション。毎日『今日は何の日?』をテーマにショートショート書いています。–