365文

365日ぶんの、フラッシュ・フィクションたち。

自己顕示欲が満たされる事は無い。せめて誰も傷つけずに癒やす方法で

自己顕示欲。

最近はネットで自己顕示欲を満たす人が増えてきたと思う。

かく言う私もそのひとり。なにせ自己顕示欲が無ければ、こうしてブログを書くことなんて無いと思う。

自己顕示欲は、誰かの目につきやすい。

内容よりも、『自己顕示欲』というモノが見えやすい。

なぜなら誰もが『欲しい』からだ。

『わたしだって』『私の方が』『本当は私が』

自慢話が友人・知人・上司あるいは部下からすげ変わり、誰でも簡単にネットに投稿出来る昨今。
自己顕示欲は『小さな自慢』から、『ワールドワイドな自慢』になってきてしまった。

果たして、誰も傷つけずに自己顕示欲を満たすことは、出来るんだろうか?

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無論、自慢が悪い事だとは思わない。私だって自慢できる事があるなら自慢したい!(聞かされる方は疲れてしまうかもしれないが。)

だけど、自慢するつもりじゃなく、ただの会話だと思ってたものが、誰かにとっては自慢だと捉えてしまって、傷つける事もあるだろう。

ただ、それがもし、わざわざ誰かを批判して、『だから自分はスゴイ』という表現だったとしたら・・・?

あるいは、自分勝手な妄想から誰かを傷つけるような嘘をついて、『だから自分はスゴイ』という表現だったとしたら・・・?

あるいは、誰かの秘密を勝手に打ち明けて、『だから自分はスゴイ』という表現だったとしたら・・・?

世界には沢山の人がいる。

地球の人口は2016年で74.42億人。

74億人もいれば、自分より優れている人なんて星の数ほどいるだろう。

果たして私は誰に顕示したいのか。

いや、これは顕示では無く、認めて欲しいと思う承認欲求なのか。

おわり。

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テーマの著者 Anders Norén