365文

365日ぶんの、フラッシュ・フィクションたち。

好きな漫画/7個

星新一〝つぎはぎプラネット〟を買った。

 

ショートショートと言えば、星新一。知ってはいたのだが、今まで読んだことが無かった。

普通読むだろう!と思われるかと思うが、実は私は、今までほとんど本を読んだことが無い。

授業で習った夏目漱石、芥川龍之介、それからえーと〝つれづれなる〟みたいな……、こんな調子である。

漫画は好きだったので良く読んだ。兄、父、母と全員漫画が好きだったので漫画に触れる機会が多かったと思う。

ほとんど本(活字)を読んだことの無い自分が、星新一を読んだ感想は、〝内容が濃い。〟

ショートショートと言えども、ちいさな小話に色んな意味や気づき、学ぶことがあり、ひとつひとつがとても濃ゆいと思う。

二、三話 読んだところで、正直なところ、疲れてしまった。

疲れた、と言うとイヤな感じだが、そうゆうわけでは無い。

色々考えさせられる内容なので、ひとつひとつがズシッとくるのだ。何より文字数が多い気がする。

そう言えば最近の小説だとかは、会話文が多かったりして、また、読みやすい為か改行も多い気がする。

コレを読むには自分は息抜きが必要そう。

気晴らしに、今日は私の好きな漫画を7個、連ねてみようと思う。

ちなみに、名作かどうかとか、そーゆーのはひとまずガン無視している。(とは言え名作も入った)

順不同。
自分にとって色んな事を教わった、色んな切り口から〝好きな漫画〟なので、ランキングとして順位は付けない方向で。

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私の好きな漫画!

立花菊の甘えた関係/中山 乃梨子


ちょっとビッチな〝立花菊〟ちゃんと、彼女にメロメロなトキワくんのお話。
感情表現豊かな菊ちゃんと、ロボットみたいに表情を変えないトキワくんの対比が面白い。
1話目からブッとんだシーンから始まり〝きょーれつ〟な印象があるが、素直に愛情表現する〝オトナの恋愛〟な感じがある。
『ゴーゴーガールズ』の大人気カップルスピンオフ作品らしいが、私は先に〝立花菊の甘えた関係〟から読んでいた。特にそこまで違和感なく楽しめた。
コミカルな感じなのだが、一生懸命生きるそれぞれのキャラクターが立っている。今日もどこかで、仲良く痴話喧嘩してるんじゃないだろうか。

あかく咲く声/緑川 ゆき


〝夏目友人帳〟で有名な緑川ゆき先生の一番最初に出た単行本。文庫化もしてるらしい。コミックスでは全3巻。
ファンタジーな要素をいれつつリアリティーがある。じんわり心に響くようなストーリーが印象的。〝夏目友人帳〟はアニメ化したが、私としてはこちらの話の方が好き。
ピュアな高校生のまっすぐな恋心と、まっすぐな愛情と、曲がってしまったオトナの恋もほんの少し絡む。どのキャラクターもとても魅力的。

お迎えです。/田中メカ


ドラマ化もした人気作品。(私はドラマを見てないが……)自分が一番最初に出会った、感動した漫画かもしれない。幼少の頃にドラえもんだとかクレヨンしんちゃんだとかを映画で見ていたが、〝感動する年齢〟には達していなかったのかも?(それらは今見るほうがグッとくる。)
〝お迎えに来た〟人と出会うという設定がまず面白い。さらさらと楽しく明るい空気感と、時々直面する〝死〟の対比がかなり鼻に来る(泣きそうになる、の意)。
少女漫画だけど心に残る、そんな名作だと思う。

きみはペット/小川 彌生


会社帰りにイケメンを拾う……という、羨ましさしかない設定。
おバカなペットと会社員のほのぼのラブかと思いきや、終盤では心に刺さる深い展開へと進む。
楽しいだけじゃない面白いだけじゃ無い話だが最後はハッピーエンドで救われる。
ホントに良かった。

B.B.Joker/にざかな


読み始めてから一度ツボに入ったら最後、呼吸困難になるまで笑い転げるギャグ漫画。基本的には四コマ、時々数ページに渡る普通の少女漫画ちっくさが出る。
原作担当のにざ(個人ペンネームは一條マサヒデ)と作画担当のかな(個人ペンネームはまさやようこ、または まさや佳乃(まさやよしのとも))の共同ペンネーム。(by wiki)
恐らく特定の人にしかこの面白さは共有できないのだが、ハマるひとには相当にハマる。
ところで有名なソ●トバンクのCMで〝お父さんが犬〟という設定はこの漫画から取ったんじゃないか?と私はずっとそう思っている。
知恵袋か何かで同じ質問をした人が、〝それくらいのアイディアは幾らでも思いつきますよ〟と言い伏せられているのを見たことがあるが、だからこそ私はここでひとつだけ言いたい。
あの設定はB.B.Joker/にざかなの方が先である。(とは言え、にざかなよりも先に同じ設定を使ってる人はいるのだろうが……)

SLAM DUNK(スラムダンク)/井上雄彦


好きな人は多いであろう名作。わざわざ説明しなくても……とも思う。
最後の試合と、流川と桜木が通じた瞬間は名シーン。号泣しながら読んだ。
〝エンディング〟と言える程のラストは無い(と思う)が、私はその方が好きなので良かった。
今もどこかで流川と桜木が、夢に向かってバスケットをやってるんじゃないか?と思える。
松本大洋のピンポンにも通じるかもしれない。ちなみに好きな漫画でピンポンは入れなかった。ピンポンは映画版が好き、鉄コン筋クリートはアニメが好きなので入れなかった。
ちなみにコレを読んで感動しバスケ部に入った。半年で辞めたけど。

封神演義/藤崎竜


安能務訳『封神演義』(講談社文庫)を原作とする、歴史系(?)漫画。最近、復刻アニメ化?したらしい。
歴史系とあって色んな問題が起こり、色んな方法で解決したりしなかったり。
原作を知らず歴史に興味が無い自分でも、とても楽しみながら最後まで読めた。
ただし文字数がガチで多い上、当時の自分(小~中学生くらい…?)にとっては内容が難しく、理解するのに一冊発売するごとに三回くらい読み返してた気がする。それでも読み込めたのは主人公〝太公望〟のキャラクターがとても魅力的で好きだったからだろう。
初恋は太公望です。(突然の告白)

まとめ

という訳で、私の〝好きな漫画〟はこんな感じで。

どの漫画もキャラクターがとても魅力的で、それぞれがそれぞれ生きてると思う。
そんな彼ら彼女らの性格や生き方を見ながら、私は成長したのかもしれない。

漫画なら〝心に響く系〟が好きだし、アニメでも何でも、主題とは別に、ハッキリと〝伝えたいことがある〟芯が通ったような作品が好きだ。

自分もいつか、そんな話が書きたいし、書く時は、そうゆう所を大事にしている。

ちなみにコレを書く際、色んな人のランキングなども見てみた。
なるほどねぇ~などとボヤキつつ、楽しみながら読ませて頂いた。

そんな中でも面白かったブログを見つけたので紹介する。面白かったので、是非。
社長と語らう夕べ:「好きな漫画ベスト5」―それ絶対カッコつけてるよね?

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