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365日ぶんの、フラッシュ・フィクションたち。

人気の秘訣は〝身内感〟。アイドル戦国時代

アイドル戦国時代と言われる昨今、次々とアイドルグループがデビューしている。

しかし、頂点に行きつくのは一握り。

中でもやはりジャニーズ。

人気とは何だろうか?

そう考えたとき、人気とは、『身内感だな』と思った。

『身内感』とは、たとえば『グループ内のメンバーが身内だけで楽しんでいる仲良し感』という事では無い。

身内感とはつまり、『誰もが知ってる』という事だ。

誰から見ても、『ああ、アイツはさぁ』と、まるで身内の事を話すように知っている、という事。

一見『当たり前だ!』と思うかもしれないが、もう少し掘り下げてみたい。

身内感とは。

『身内』とは即ち、例えば家族。例えばグループ。

『こうゆう時、アイツだったらこうするな、と想像が付く』という事が、人気の秘訣だと思う。

例えばSMAP。

歌が下手な中居。
永遠にかっこいい木村。
元気印の慎吾。
セクシーで上品な吾郎。
落ち着いていながらも案外おちゃらけている剛。

このくらいは、誰もが知っているキャラクター像だと思う。

すなわち、誰もが『アイツだったらこうするな』と想像が付く

一曲歌うにしろ、誰もが想像が付く。

『中居は音を外すだろうな』他人にも関わらず、まるで知り合いのように会話ができる。
『木村はカッコよくフェイクを入れて歌うだろう』
『慎吾は明るく元気な声色で』
『流し目が特徴的なセクシーさで歌う吾郎』
『意外と歌がうまい剛が落ち着いた空気で』

他人にも関わらず、これくらいは想像できてしまう。

これがまさに『身内感』。

【歌う】シチュエーションだけでは無い。

SMAPだったら、こんな時、ああするだろうな、こうするだろうな、と想像が付く

そしてその想像を決して裏切らない。いや、あるいは想像を超えたものを返してくれるだろう。

沢山の人に愛されるというのは、たぶんそういう事なんだと思う。

『アイツだったらこうするだろう』

誰もが容易に想像が付く。

それも決して、嫌なものじゃなくて。想像するだけで嬉しくなれるような、、そんな。

アイドル戦国時代と言われる昨今、つぎつぎとアイドルグループがデビューしている。

頂点に行きつくのは一握り。

人気とは、何だろうか?

誰もが想像がつく『キャラクター』。

個々のキャラクターが際立ち、パズルのピースのようにうまく組み合わさった時、アイドルグループは頂点へと飛ぶのだと思う。

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そう、だからきっと行ける。

個性と調和を作り上げて、オンリーワンを極めてナンバーワンへ

終わり!

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